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Crosstalk No.02

プロジェクトチーム

社会の基盤を支える電力供給システムの開発から運用・監視・保守・サポートを手掛けるQsolでは、九州最大級の規模となるプロジェクトに臨む機会も少なくありません。社会的にも重要なこれらのプロジェクトに参加するメンバーたちは、使命感をもってそれぞれの役割を担っています。今回はQsolの最前線で活躍する5名から、プロジェクトの意義やプロジェクトを通して得られるもの、入社希望者へのメッセージなどをお聞きしました。

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Memberメンバー

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Qsolが社会の要請に応える重要な業務の一つ。手掛けているプロジェクトはどのようなもの?

Qsolが社会の要請に応える重要な業務の一つ。手掛けているプロジェクトはどのようなもの?

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九州電力の企業活動を継続させ、社会を支える陰の立役者として、様々なシステムが24時間休みなく稼働しています。当社は、数多くのシステムが安定稼働するために、開発保守ならびに運用監視を行っています。
近年、金融や通信関係のシステム障害が大きく報道されますが、システム障害は社会に大きな影響を及ぼします。それを防ぐべくシステムを保守・監視することは、社会的に重要な仕事の一つであると当社でも考えています。
その一環として、システムの老朽化や制度、技術の変化、大規模な改修やリニューアルの必要性に応じて社内でプロジェクトが立ち上げます。

私たちが現在取り組んでいるプロジェクトは、国の新しい制度導入に対応するもので、2021年の春にシステム提案からスタートし、2023年3月に終了する大規模なもの。最終的には、電力を必要とする皆さまに関係する制度要件であることから、高品質な安定運用が求められる重要なプロジェクトです。
原則として、プロジェクトメンバーはシステムを担当する組織から選抜しますが、全社から参加者を公募することもあります。それでも当社だけでは対応が難しいため、協力会社さまへ支援要請を行い、100名を超えるプロジェクト体制を構築しています。また、九州電力送配電や他メーカーにも共同で対応いただいています。

プロジェクトに集まったメンバーたち。それぞれ重要な役割を担い、チーム一丸で挑む

プロジェクトに集まったメンバーたち。それぞれ重要な役割を担い、チーム一丸で挑む

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私はお客さまである九州電力送配電へ出向している立場から、このプロジェクトに参加しています。システム開発を行う傍ら、出向先と当社プロジェクトメンバーとのつなぎ役でもあります。
まだまだ若手という意識があり、自身の経験が足りないという思いもある中での客先出向ですが、上司には何でも相談できる環境で、周囲にも助けられながら業務に臨んでいます。

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プロジェクト内にはいくつかチームがあります。私はその中で新規Webシステムの開発及び料金計算エンジンとなるパッケージシステム導入の両チームにおいて、チームリーダーを務めています。チームには複数の協力会社の方にも参加いただいており、約20名のメンバーと共に、システムの要件定義から設計、開発といった一連の工程を対応しています。

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小手川さんと同様、新しいシステム構築のチームで、リーダーとしてお客さまから依頼いただいた仕様の調整などを行うほか、我々のフィールドであるアプリケーション開発と、インフラを担当する基盤構築部隊との調整も行う窓口役を担っています。
また横のつながりだけでなく、プロジェクトの管理者・責任者と縦の関係での橋渡しも行います。

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私の役割は、小手川さんや木原さんなどチームリーダーたちとプロジェクトマネージャーである小田さんとの橋渡し役、プロジェクトの進捗管理やコスト管理、各チームがまとめた成果をさらに会社として取りまとめていきます。
現在はプログラム開発に携わることはないのですが、開発で培った経験や知識をベースに管理業務を実践しています。開発業務、管理業務それぞれに面白いことや苦心することがありますね。
チームレベルでは対応できないプロジェクト大の課題解決のお客さまとの調整窓口にもなります。

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プロジェクトリーダーとして、柳田さんの橋渡し役を頼りにしています。

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頼りになりますかね(笑)。

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当社には、悩んだことや困ったことがあれば何でも話せるような雰囲気、そのような雰囲気を作っていこうという気風があります。
プロジェクト内においてもそのマインドは大切にしており、お客さまを含めた「チーム一丸」となった体制で、なんでも話し合っていく雰囲気ができていると思います。特にこのプロジェクトは他社の協力が不可欠なので、複数の協力会社さまからも忌憚のない意見をいただけるように、我々はその意見を傾聴するよう心がけています。

プロジェクトを通したメンバーの成長

プロジェクトを通したメンバーの成長

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私の立場は管理業務が中心で、現場に入ることはほとんどありません。とは言え、週に1回はミーティングを行って進捗報告を受け、プロジェクト全体の進行を把握しています。
こうした中で、若手のチームリーダーたちが、私が動かなくてもプロジェクトが進行するようにきちんと立ち回ってくれていることが、進捗報告で伝わる。これが嬉しいことですね。
管理職として望むことは、若手が成長して次のQsolを引っ張るリーダーになっていくこと。これは私たち世代の喜びでもあり、目標であり、また、そうなるように努めることが管理職の義務だと思っています。

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開発メンバーも感じていることだと思いますが、システム開発業務の喜びは、お客さまに満足していただき、喜んでいただくことだと思いますね。
また小田さんの言う通り、若手メンバーの成長を見られることが、自分の中で大事なこと、喜びになってきたなあと実感しています。

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技術者としては、携わったシステムが社会に出て役に立つことに大きな喜びを感じます。その前段階として、様々な方が参加するチームで動く中で、自分と異なる意見を聞くこと、それをまとめて完成形に近づけていくことが楽しさでもあり難しさでもあります。
多様な意見を調整しつつ、チームや会社全体としての方向性を組み立てていく過程などは、非常に勉強になる仕事だと思います。システム開発は正解が一つではない仕事で、切磋琢磨の日々ですね。

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プロジェクトを通して、チームで働くことによる喜びと個人の楽しさをそれぞれ感じています。チームとしてはメンバーみんなで目的や目標に向かい達成する喜びを、個人としては技術職として自身が身に着けた技術を発揮する楽しさがあります。
当社は、九電グループの多くの案件において、お客さまから統括ベンダーの役割を求められています。プロジェクトの上流工程である設計や管理、逆に下流の保守作業まで、幅広い役割を担うことも楽しくも難しいところでしょうか。開発をやりたいと考えて当社を志望する方もいると思いますが、当社はプログラミングを主とするモノづくりを行うだけではないことを理解してもらえたらと思います。

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チームに参加することで様々な方と関わること、お客さまや協力会社、社内でも他の部署の方と関わることで世界が広がっていると感じます。特に私は出向していますので、社内にいるだけでは見えなかったことに気づく機会がありました。

喜びもあれば難しさも……大規模プロジェクトの難しさ

喜びもあれば難しさも……大規模プロジェクトの難しさ

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大変なことと言えば、お客さまとの折衝でしょうか。双方の意見を持ち寄り、協議を重ねながらプロジェクトの舵取りを行っていきますが、なかなか合意が取れない場合は心理的にも厳しいですね。

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そうですね。さまざまな局面で、落としどころを見つけていくことが難しいところです。

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先に何でも話せるような雰囲気と話しましたが、プロジェクトにおける関係者一人ひとりにはそれぞれの想いや意見があります。その意見を傾聴し、想いに応えることは重要ですが、あちらを立てればこちらが立たず、お客さまの意見を聞きすぎると現場に負荷がかかるということもある。
時間に限りがある中で、どの意見を採用し時間を割いていくのか、その差配が難しいとも感じています。

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大規模プロジェクトでは、さまざまな立場の異なる意見が集約するため、どうしてもスケジュール通りに進行しない場面があります。さらにシステムリリースを間近に控えた時期は、不具合に備えて、その芽を摘み取るために十分にテストを実施します。そのため、業務が時間外におよぶこともあります。
また、電力供給という社会全体に影響を及ぼすシステム開発を担っていますから、システムリリース後に不測の障害が発生した場合は、昼夜時間帯を問わず対応が必要なこともあります。
そのような繁忙期対応、不測の事態の対応も、プロジェクトに関わる上では難しいことですね。

若手に伝えたいこと、感じて欲しいこと。

若手に伝えたいこと、感じて欲しいこと。

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与えられた仕事の中で役割を見出し、その成果を自分の糧として欲しい。チームといっても、個々の積み重ねがなければ大きな仕事は為しえないものです。
そして、私たちはITを駆使してお客さまの課題を解決していくことを、お客さまと「協働」していくということと考えて欲しいですね。プロジェクトにはお客さまも含む社内外多くの人が関わりますから、その皆さんと良い関係性を構築し共に歩んでいくことを意識してもらえたら良いと思います。
システム構築というモノづくりは目に見える物が積上がるわけではありませんが、完成した時の達成感は確かなものです。お客さまから「ありがとう、一緒に仕事してよかった」という言葉をいただく喜びを糧として、自己成長してもらいたいです。

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特に若い人は、自分で率先して考え行動していくことが重要だと感じています。自律してやることが、開発スキルやコミュニケーション能力アップにつながり本人の成長を促します。それがひいてはチームのため、最終的には会社のためにもなると思います。
そういう人に育って欲しいと思いますし、私もチームリーダーとしてしっかりサポートしていきたいです。

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SEという職業を選び、長いキャリアをQsolでスタートさせる中で、ぜひ原動力になるものを見つけて欲しいと思います。
自分自身の成長や、収入を得ることなど、一人ひとりのモチベーションはそれぞれ異なると思います。私にとっては、仕事がうまく行って直属の上司である柳田さんがニコニコしてくれることがやりがいですね。

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(笑)

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そして私たちの仕事は、定められた作業の繰り返しだけではなく、常に新しいことにチャレンジしていく仕事です。チームで働く中では若手にも責任ある業務を担ってもらいます。極力一人ひとりの適性を見定めていきますが、たまには難しい課題が与えられることもあるかもしれません。その場合は、成長を期待してのことと理解して欲しいです。
そうやってチャレンジを続ける中で、失敗を恐れないで欲しいですね。若いうちはたとえ失敗があっても、最後は上司が責任を取ってくれますから……。

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取らせていただきます(笑)。

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チャレンジすることが大事ですね。初めてのことでも取り組んでいく過程を経てこそ、これまでできなかったことができるようになっていきます。
小手川さんも言っていたように、Qsolでは上司や先輩がしっかりとフォローしてくれます。これから入社する方には失敗を恐れない精神で仕事に臨んで欲しいですし、私自身も臆せず挑戦を続けていきたいです。

※2022年度取材