当社のAI技術を“心臓”とするサービスが経済産業省から表彰されました
‐ BtoB向け部分放電オンライン遠隔診断サービス「PDLOOK(パドルック)」が「第8回メンテナンス大賞」の特別賞を受賞 ‐
当社のAI技術を搭載したBtoB向け部分放電オンライン遠隔診断サービス「PDLOOK(パドルック)」(サービス提供:九州電力株式会社)が「第8回メンテナンス大賞(注1)(経済産業省)」において、特別賞を受賞しました。
近年、自家用構内ケーブル(図1)の高経年化が進んでおり、経年劣化に伴う停電事故の未然防止や計画的な設備更新作業など、安定的で効率的な設備保全の重要性が高まっています。一方、自家用構内ケーブルに対する劣化診断方法は、設備停電が必要で多大な作業を要することや診断の精度に問題があるなど、多くの課題がありました。本サービスは、AI・IoTを駆使することで、自家用構内ケーブルの健全性を、お客さまの事業を止めることなく、遠隔で測定・診断・報告することを可能にします。当社は、本サービスのまさに“心臓”ともいえるAIの開発を担いました。
当社が開発したAIは、センサーで収集したビッグデータを高速で正常・異常判定することで、自家用構内ケーブルの劣化を診断します。判定するデータ件数は、1社あたり、月間数十万件に上ることもあります。また、複数のAIモデルによる総合判定を行うことで診断の精度を高めています。これまでの課題に対し、正確さと処理能力の高さを兼ね揃えたAIを開発したことで、お客さまの事業活動を止めることなく、オンラインで自家用構内ケーブルを遠隔診断する方法を確立しました。
当社は、AIを活用した様々な技術研究を行っています。今後もICTを究め続けることで、お客さまの課題を解決し、幸せな、魅力ある、楽しみな未来を創り出していきます。
以 上
□当社の技術研究の取組み
https://www.qsolcorp.co.jp/institution/qsol-lab/
□スマートファクトリー化の取組み
https://www.qsolcorp.co.jp/news/10/
□「PDLOOK(パドルック)」の詳細
https://www.pdlookofficial.com/
(注1)日本国内のインフラのメンテナンスに係る優れた取組みや技術開発を表彰し、好事例として広く紹介することにより、日本のインフラメンテナンスに関わる事業者、団体、研究者等の取組みを促進し、メンテナンス産業の活性化を図るもの